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みかんの箱(天使の羽根)

花より団子の二時小説と時々オリジナル小説(BLなど)を時々更新中♩
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Bar Crescent Moom

スウィートルームは午前零時 前編

R15__くらい?
黒いF4をお届けします。
屍体の話が出ますので苦手な方は回れ右。

このお話は、いつも応援してくれるノエノエさんのリクエストで、つくしちゃんをひどい目にあわせた柏木に制裁を!の声にお応えして、連載中の夜明け前のF4にお金で買えない女のつくしちゃんの現状をお知らせしたという、意味不明設定のお話です。興味のある方だけどうぞ。











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Bar Crescent Moom

スウィートルームは午前零時 前編

カラン…

木の扉を開くとドアに付けられたベルが懐かしい音を鳴らす。
中に入ると、古いスナックを買い取り、その風情を残したまま、あきら好みのアンティークな革張りのソファーや鹿の敷物、古ぼけた時計、そんなもので飾りながらも、前衛的なアートや写真がソファーにかかるファブリックが今の若者らしさを感じさせる、センスのいい空間が広がる。

「__よっ!」

総二郎があきらの隠れ家に久々に訪れると、あきらは相変わらずカウンターの内側で酒の瓶を並び変えたり、飽きもせず細々とした作業に没頭していた。

「ホント物好きだよな…営業する訳でもねーのにバーをやるとはなぁ。」
「…ま、そうだな。」

総二郎がカウンターのスツールに腰を掛けながら呆れたように呟くと、カウンターの中のあきらも口元だけで小さく笑ってなんとなく肯定する。

「なんか呑むか?」

あきらはカクテルグラスを布巾で、キュッキュッと音を立てて拭きながらチラっと総二郎に視線を送る。

「__ギムレットをくれ。」
「__ギムレットには早すぎるんじゃねぇのか?」

あきらはニヤリと意味深に笑うと、意味の分かった総二郎もニヤっとセクシーな笑みを零した。

「__馬鹿やろう…そのセリフは今度牧野に会った時まで取っておくんだな…」
「__ふっ意味不明だろが。」
「__全くだなw」

カシャカシャ___

あきらは口元だけで小さく笑うと、軽やかにシェイカーを振り、慣れた手つきでカクテルグラスに注ぎ、スッと総二郎の前にグラスを差し出した。

「__ほいよ。」
「__サンキュッ」

総二郎は、ギムレットを一口飲むと、強い刺激に一瞬顔を顰め口を開いた。

「__そういえば、日本に来るみてぇだな?」

あきらは、チラっと総二郎に視線を送ると一瞬目を伏せて考えるような素振りを見せた。

「__そうだな。」

**

あの日、パーティーが引けた後司の指定したスイートで4人で飲み直していた時…

コンコン__

「__失礼します。」

ノックの音同時に、若い秘書風の女が部屋に入ってきた。

4人の視線が集中すると、その女は一瞬戸惑うような表情をした後、類に向かって声を掛けた。

「__専務、お寛ぎのところ申し訳ありません。」
「__ノエル?田村はどうしたの?」

類が少し驚いたような表情を一瞬見せた後、素っ気無い態度で声をかけると、ノエルは躊躇いがちに口を開いた。

「_た、田村は今、西田秘書の動向を探ってて…こちらは私が担当になりました。」
「__ふぅん。で、何の用?」

類が興味なさそうな気の抜けた返事をすると、フェミニストの総二郎がとりなすように会話に加わった。

「__ノエ…ちゃん?可愛いじゃん、俺、西門総二郎!よろしくね?」
「__あ、はい、よろしくお願いします///専務の第二秘書のノエルと申します。」

総二郎が艶っぽくウィンクすると、ノエルはサッと頬を染めて挨拶をするとしどろもどろになりながら要件を告げる。

「あ、あの、柏木の件で…」

その名前に類だけでなく、その場にいたが、興味なさそうにグラスを傾けていた司も振り返った。

**

ギムレットには早すぎる〜
レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『 長いお別れ』中の名台詞。
夜明け前のつくしちゃんに引っ掛けてますが、深い意味はありません。洒落です。

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スウィートルームは午前零時 中編

R15__くらい?
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このお話は、いつも応援してくれるノエノエさんのリクエストで、つくしちゃんをひどい目にあわせた柏木に制裁を!の声にお応えして、連載中の夜明け前のF4にお金で買えない女のつくしちゃんの現状をお知らせしたという、意味不明設定のお話です。興味のある方だけどうぞ。











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スウィートルームは午前零時 中編

「「柏木__?」」

ノエルの出した名前に、それまで和やかだった部屋の空気が一変する。

「_は、はい・・あのこれがその報告書です。読み終わったらシュレッダーをかけますのでそのつもりで__。」
「そう、ありがとう・・じゃあ、よろしくね。」

類が礼を言うと、ノエルはサッと頬を染めてそそくさと部屋を後にした。

「_終わったのか?」

ノエルの気配が消えたことを確認すると、それまで黙っていたあきらが口を開く。

「__みたいだね。」

類は書類をパラっとめくりながら無表情で説明し始めた。

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お金で買えない女で、牧野の共同経営者の柏木俊二が、店の金を横領して消えたことを知った俺たちは秘密裏に奴を探し始めたんだ。

最初は総二郎が、お得意の夜のクラブ活動で情報収取して、柏木がある女に入れ込み金を貢いでいたことを突き止めた。

「_全く苦労したんだぜ?いくら牧野の為だからといって、俺は女を騙くらかすのは趣味じゃないんだぜ?」

総二郎が後味悪そうな口調で口を挟むと、司が呆れたような口調で茶々を入れる。

「_ふん、お前の特技が役立ってよかったじゃねーか?」

司の言葉に、然しもの総二郎も口元をひくつかせる。

その後、総二郎が女をたぶらかせて更に柏木に貢がせるように仕向けると、柏木は貢ぐ金に困ってヤミ金に手を出して困窮し、死に物狂いで儲け話を探し始めたんだ。

「_で?その後はあきらお前だよな?」
「_ああ。」

総二郎が、確認するとあきらはしっかりとした表情で頷いた。

あきらが牛耳る中国で大規模な美容院を出店する情報を流し、上手く柏木の耳に届くように仕向けた。

柏木は、ヤミ金から身を隠すのも兼ねて、速攻その話に飛び乗ると中国に旅立ったんだ・・。

「__そこからがこの話の本番・・だね?司?」
「__ああ」

類が意味深な口調で司に声をかけると、司も冷たい表情で頷いた。

中国であきら主導で柏木に適当な店をやらせていたんだが、慣れない地域で言葉も通じないあいつのそばに、日本語を話せる綺麗めの女を一人接近させたんだ。

案の定、柏木はその女に入れ込みだした。

「_それで?」
総二郎が先を促すと、類は静かに頷いた。

「それで、、女には、、媚薬と称して、本物の麻薬を使ってセックスをさせた。」
「_大丈夫なのか?」
「__ああ、元々その筋の女だ。問題ないよね?あきら。」

類が確認すると、あきらは静かに頷いた。

「_そうか。」

そこから、常習的に麻薬を使用するようになった時に、あきらに日本に呼び戻してもらったんだ__。


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スウィートルームは午前零時 後編

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このお話は、いつも応援してくれるノエノエさんのリクエストで、つくしちゃんをひどい目にあわせた柏木に制裁を!の声にお応えして、連載中の夜明け前のF4にお金で買えない女のつくしちゃんの現状をお知らせしたという、意味不明設定のお話です。興味のある方だけどうぞ。











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スウィートルームは午前零時 後編

「_それって・・・」
「そうだね・・中国は麻薬密輸は死刑だろう?帰国の時、女に柏木の荷物に大量の薬を仕込ませて__」

__ゴクリ

総二郎は固唾を飲んだ。

「__それで・・」

柏木は中国を出国する前に税関で捕まった__。

「それから、もちろん死刑が確定して執行されたんだけど・・こっからは司が話してよ?」

類が我感ぜずな態度で酒を飲んでいた司に話を振ると、司はニヤリと暗い表情で小さく笑って後を引き取った。

「そうだな・・中国の人身売買の話は聞いたことがあるか?」
「__ああ、噂程度だが・・」
「_本当の話さ__国家ぐるみで死刑囚の臓器を秘密裏に密売しているんだ。」

「!!?」

司は自分の名前が出ないように人づてに金をやり、中国政府に話をつけて柏木の刑を執行させた。

その後、闇ルートを使って、あの有名な、、ハーゲンスの「人体の不思議展」に柏木の身体が回るように手を尽くした。

司は冷たい無表情に口元だけを歪ませてなんでもないことのように告げる。

「__今頃はプラスティネーションされて世界各国を飛び回っているはずさ」

**

「__しっかし、司は牧野の為だったらとんでもないことするよな・・。」
「__全くだな。」

総二郎が一瞬ブルリと肩を震わせると、あきらは小さく笑いながら空いたグラスを下げて、新しく作ったギムレットをスッと差し出した。

「_で?柏木はそろそろ日本にも帰ってくるとか来ないとか?」
「_さあな・・」

総二郎はに杯目のギムレットをちびりと一口舐めて顔を顰めると、ふっと思い出したのか苦笑しながら口を開いた。

「_しかし、類にはやられたよな・・」
「__全くだな。」

二人は顔を見合わせると密かにシンクロする__。

__実際類は、柏木のおかげで、牧野と羞恥プレイやりたい放題だもんな。

「「やってらんね~」」

Fin

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